エリートの次はエイジにバトンタッチ!
「世界トライアスロンシリーズ横浜大会・エイジ部門」が今年も開催されました。
前日の土曜に行われたエリート部門は大雨という天候の中でのレースでしたが、エイジ部門が行われた日曜はなんとか曇りまで回復。会場に着いてホッと胸をなでおろした参加選手も少なくなかったでしょう。
というのも、横浜大会は都心部で開かれる大会なので、関東近郊の初心者トライアスリートの参加が非常に多い大会なのです。雨が降ると前日のエリートレースのようにバイクはスリップしやすくなり、落車トラブルなどが増えるので自然とレース難度も上がるのです。
横浜大会といえば世界のトップトライアスリートと同じコースを走れるということも特徴の一つ(若干変更点はある)です。参加選手にとってもモチベーションの一つになっていて、同じブルーカーペットの先にあるフィニッシュゲートを目指し、いよいよレースがはじまります。
ブルーカーペットに立っていると、エリート同様、気合が入ります!
8:00、第1ウェーブのスタート直前。第2ウェーブが後ろから鼓舞する
第2ウェーブのスタート。背景に見えるのは横浜のランドマーク「横浜マリンタワー」
第3ウェーブ。ポンツーンにズラリとならぶ選手たち。大会風景の中でも圧巻
スイムは750mのコースを2周回。折り返しは勢いよくドボン!
コースの真横には博物館にもなっている重要文化財の大型船(日本郵船氷川丸)が停泊している
横浜マリンタワーの下にある、トランジションを出発! 6.6kmのコースを6周回する
大型倉庫が建ち並ぶ山下ふ頭の一画もコース内となっている。周回の目印にしてもいいかもしれない
バイクコースは直線に比べてコーナーが少なくない。テクニックも必要だ
写真のように少し高いところからも観戦が可能。観戦のベストポジションを見つけよう
大通りでは観客と選手の距離が近く、声援も届く
山下公園・中央口の交差点をUターンする
高波に負けるな!
スイム会場は天候の影響で風と波がともに高く、海水も普段より少しにごっているように見えました。コースは1周750mの大きな三角形を2周回する内容です。2周回目に入るときに一度特設のポンツーンに上がってから、もう1周に入ります。
バイクは6.6kmのコースを6周回する40kmのコースです。
山下ふ頭の倉庫周辺を走り、ホテルモントレ横浜やホテルニューグランドが建ちならぶ、133号線を走ります。沿道には多くの観客が詰めかけ家族やチームメイトに大きな声援を送っていました。
ラン10km。4.5kmを2.5周回するコース。山下公園でも多くの人が応援してくれる
山下公園の中に特設のランコースが作られている
遊歩道・山下臨港線プロムナードのスロープ部分もコースの一部に
遊歩道の上は選手でいっぱい。選手同士の声のかけあいも多かった
折り返し地点の象の鼻パーク。フィニッシュまであと少し!
コースからは「よこはまコスモワールド」の観覧車と扇型の「ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル」がよく見えた
大声援の中を走りぬけるランパート
ランは4kmの道のりを2.5周回する10kmのコース。トランジションから山下公園の中に作られた特設コースを走り、山下公園と新港地区を結んでいる遊歩道、山下臨港線プロムナードに入ります。その遊歩道のスロープ部分以外は基本的にはフラットなコースになっており、チームメイト同士なのか、すれ違う瞬間に「もうちょいだ!」、「ファイト!」など声をかけあう姿が印象的でした。
トランジションは横浜マリンタワーの真下に作られている
バイクのメンテナンスステーション。しっかり点検してもらおう
都心部で開催する大会とあって、初チャレンジの人も少なくない
大会当日は多くの応援者・観戦者が山下公園前に集合した
エキスポ会場。天候も落ち着いた日曜日は来場者も多かった
エキスポ会場はお客さんだけではなく、企業やメーカー同士の交流の場としても活用されていた
「Zwift/Wahoo」のブースではバイクをバーチャルで楽しめるマシンが人気だった
エキスポステージではさまざまな催しが行われた。写真は神奈川大学フラメンコ部:ロス・ガトスのフラメンコパフォーマンス
ランコースではスタッフが選手に直接塩を手渡しをするエイドも
フィニッシュ後に一休みできる選手専用テント。健闘を称えあっていた
月桂冠を付けて写真を撮れるブースも。参加選手にはうれしいスポットだ
飲食エリアでは多くの人が、グルメと楽しいひと時過ごしていた
感動のフィニッシュ!!
表彰式での一コマ。みんなでパシャリ!
2017年大会も無事に閉幕。2018年の開催が待ち遠しい
東 賢志
トライアスロンスタイル編集部員。
世の荒波にもまれ、ようやくトライアスロンスタイル編集部にたどり着いた男。来期の初参戦に向けて現在走りこみ中!? 趣味はキャンプとカラオケ、ゲーム、寝ること・・・・・・。 アイアンマンまでの道のりは果てしない。