「スポーツを通して被災地に元気を届け、沿岸部の復興を支援する」ことをテーマとして開催された「東和エンジョイデュアスロン」。
秋晴れに恵まれたこの日、デュアスロンが初めてという参加者も多かった小学生・ショートの部はマイペースで楽しみ、レギュラーの部はバイクコースの斜度約7~9%というミニクライムを4周回堪能した。
タイム計測や表彰式をせず、ママチャリでも参加できるようにして「家族の健康維持」もテーマにしたことから、親子連れの姿が多かった。レース前、子どもたちに説明した「トランジッションの方法」などは、かなり新鮮だったようだ。
レース後に売上げの一部を義援金とする物産市が開催され、参加者は「東和沿岸部からの海産物や花巻市の地元グルメを堪能しつつ、ハズレのないお楽しみ抽選会で盛り上がった。主催者側の話では、来年も開催する予定だという。
レースの流れとトランジッションエリアでの規則を順を追って解説。デュアスロン初心者も多かった。
自転車は1日500円で貸し出しも。
ゼッケンをつけてヘルメットをかぶってバイクコースの下見へ。
小学生・ショートの部のバイク・ランコースはフラット。「調子はどう?」とカメラを向けると手を振る余裕も。
折り返しコーナーの手前。真剣そのもの。
どう? 僕のコーナリング、きまってるでしょ?
「走って自転車乗って走るなんてー」と言いながら、思いきり楽しんでいるようす。
レギュラーの部はラン5キロ、バイク20キロ、ラン5キロ。ランはフラットな歩道を走る。
バイクコースはミニヒルクライム。下りは70キロを超えるスピードに。
「ママチャリで斜度7%を4周回はつらいっす!」
おつかれさま!
釜石トライアスロン協会・小林会長、愛車を駆った後の5キロのラン。
練習できてなくても、軽快!
「疲れたけど、楽しかったー!」
タイム計測のない大会だが、復興への思いを込めた「完走証と感謝状」が渡された。
レース後、「トライアスロンクリニック」を開催。
3種目の練習方法、バイクの選び方などを解説。
敷地内で開催されたご当地グルメでお昼ご飯。ハズレなしの抽選会はおおいに盛り上がった。
ご当地バーガーの「花巻バーガー」。中にたこ焼きが入っててボリューム満点!
吉本拓也
本職は広告や雑誌のアートディレクター。徹夜仕事に追われていた20代後半、体調を崩したのをきっかけにジョギングを始め、マラソン大会に頻繁に参加するようになる。3年後の1999年に新島大会でトライアスロンデビュー。以来、トライアスロン好きが嵩じて大会ポスターやショップ広告、雑誌などの制作に関わるようになる。トライアスロン歴12年目の43歳。