取材した人:吉本拓也
「大阪国際トライアスロン舞洲大会」はユニバーサルスタジオの近く、大阪北港の一角に浮かぶ人工島・舞洲で開催される。
会場は野球場や体育館があり、駅伝などのスポーツイベントも催される「スポーツアイランド舞洲」。関西圏に住む人にとっては馴染みのある場所での参加しやすい大会だと思う。
レース当日は、雲ひとつない晴天に恵まれた暑い大会となった。朝9時の気温は32度、日中の最高気温は35度だったが、照り返しを考えると40度近くあったのではないだろうか。
スイムは舞洲緑地前から舞洲大橋に向かって戻る、2周回するコース。コース幅は広く、波の影響はほとんどないように見えた。
バイクは平坦な舞洲とアップダウンのある舞洲大橋の組み合わせを7周回する。直線と直角のコーナーの連続はテクニックが必要だが、応援はしやすい。日陰を選んで選手を応援する家族連れもみられた。
ランは日陰の少ない舞洲の海沿いの5キロを2周回するコース。気温がぐんぐん上がり、まるで真夏のトライアスロン大会のようだったが、7月初旬はまだ暑さに慣れていない時期でもあり、選手の消耗は激しかったと思う。
ジャパンカップが併設されているため、エイジ終了後にエリートがスタート。いつもながら迫力のある泳ぎに圧倒された。女子は佐藤選手が嬉しい初優勝、男子は平野選手が久しぶりの優勝を飾り、大阪の熱い大会を締めくくった。
本職は広告や雑誌のアートディレクター。徹夜仕事に追われていた20代後半、体調を崩したのをきっかけにジョギングを始め、マラソン大会に頻繁に参加するようになる。3年後の1999年に新島大会でトライアスロンデビュー。以来、トライアスロン好きが嵩じて大会ポスターやショップ広告、雑誌などの制作に関わるようになる。
トライアスロン歴12年目の43歳。