取材した人:金子和宏
世界有数のトロピカルなリゾート地のタイ・プーケットにて世界各国から1000名以上(内プロ選手男子34名、女子16名)が参加して開催。個人の部は、ハワイ行きの切符30スロットめざして世界各国から強豪選手が勢ぞろい。レベルの高いレースとなった。
日本人選手は102名、全体の中で参加者数が3番目に多い。(1位はオーストラリア127名、2位はイギリス112名)
既に、11月27日のラグーナ・プーケット・トライアスロン(LPT),12月3日のIronman Kids が開催、さらに各種のイベントがありリゾート地区がトライアスロンウィークとなった。
LPTは世界的にもTOP20にはいる18年続けられている人気レース。そのような基盤があるため、今回のイベントやレース運営もしっかりしていた。多くの人から良い評判を耳にした。
前日の豪雨と長雨で、翌朝の天気が心配だったが、レースの当日は雨もあがり、湿度はあったものの比較的涼しい朝となった。海も穏やかで、選手達の勇姿を歓迎してくれた。
コースは、誰しもがユニークでハードなコースと言われるほど変化に富んでいる。
スイムは、青い海から緑のラグーナ(池)へ泳ぐ変則なコース。バイクは、全体的に緑あふれる良いコースであるが、エリート選手達も降りて押すほどの激坂が3箇所ある。そして、一部、歩道橋を渡るためペースが崩れる。途中、豪雨になり選手を苦しめた。だが、なによりうれしいのは、地区ごとの学校の生徒達が元気よく声援をしてくれることだ。とても励みになった。最後のランは、リゾート施設内の周回。リゾート内施設、ゴルフ場脇、一部オフロードを走り、フィニシュ地点に戻る。2周目は、待ち受ける観客の盛大な応援の中、勇気をもらいながら走るのだ。
私は、昨年も参加したが、また来たくなるレースだ。この南国の雰囲気と参加者、ボランティア、運営者が上手く融合している感じでとても心地が良い。
アジアでのIRONMANレースが中止になっている最近の状況で、是非、このレースは継続してみんなで盛り立てていけるようにしたいと思う次第である。最高に楽しかった!
1967 年生まれ。東海大学ボンバーズを創設し、足掛け25年のビジネスマントライアスリート。
現在は、バンコクに在住し、現地のトライアスロンチーム、バンコクスターズの代表。
アジアから熱いレース情報を発信中!