取材した人:細田 郁恵
9月18日(日)に行われた「福岡トライアスロンフェスタ2016」。
当日の朝、トライアスリート約800人が福岡市東区にある国営公園の「海の中道海浜公園」に集合しました。
本大会のコースはスイムを同公園内sにあるサンシャインプール、バイクも公園内のサイクリングコースを走ります。そして、ランについても平地と小高い丘がある公園内がコースになっています。
スイム、ランともに整備されたプールと公園の中で行い、バイクコースも舗装された道なので、初心者トライアスリートにとっても優しい大会です。
なにより、西日本で唯一「駅伝部門(3人=1チーム)」が設けられているので、トライアスロンに初チャレンジという選手でも仲間内のトライアスリートたちと一緒に安心して臨める大会なのです。
17日(土)に行われたキッズレースは近づく台風16号の影響も心配されましたが、どうにか雨に降られることなく開催できました。
小さな体で泳いで、こいで、走って。フィニッシュを目指す子供たちからは笑顔も見えました。フィニッシュゲートでは親御さんが心配そうに待ち構え、元気にフィニッシュテープを切る子供たちを温かく迎えていました。
満面の笑みを浮かべる子もいれば、お母さんお父さんに抱きつき、泣き出してしまう子も。まだまだ小さいながらも自分との戦いに勝利した"スーパーキッズ"に胸が熱くなりました。
18日(日)、大会当日は台風の影響を受け、朝からバケツの水をひっくり返したような大雨。
地面から雨の粒が跳ね上がるほどで、フィールドコンディションは残念ながら良好とは言いがたい状況でした......。
大会側は安全面を十分に確認して開催を決断し、予定通り「スーパースプリント(スイム350m+バイク9.4km+ラン2km)」が9時にスタート、続いて「駅伝(スイム700m+バイク18.8km+ラン4.5km×3名)」も予定通り10:30にスタートしました。
(駅伝部門、第一走のスタート時点でバイクコースの一部が大雨で池のようになってしまったために、バイクの周回数が4周回から2周回(9.4km)に変更になりました)
スイムは西日本最大級の流水プールで行われ、プールとはいえ熾烈なバトルが繰り広げられていました。また、スイムフィニッシュからトランジションとバイクスタートまでのコースサイドには声援の花道ができていて、雨の中でもたくさんの人が応援する姿も見られました。選手たちはたくさんの応援を受け、パワーをもらった後に勢いよくバイクに跨ってスタートしているようでした。
バイクは全体的にフラットなコースで、玄界灘を見ながら片道約2.4kmを折り返す周回コースです。厳しい天候状態だったので、選手も落車をしないよう慎重に走っていました。
続いて、ランは坂道もある公園内のコースを走ります。レースが進むにつれ選手の表情も険しくなっていきますが、各パートでの折り返しポイントなどでは声援が聞こえてくると選手たちの表情にも緩みある笑顔が見られました。
雨が降っているとはいえ、全体的に走りやすいコースだからこそ、選手は自分で決めた目標を達成すために限界にチャレンジできるのではないかと思いました。
本大会ではナスビのかぶり物や可愛らしいデビルのコスプレでレースに出場している選手も登場しました。
見ている側はついつい目で追ってしまい「ナスビさん頑張れ!」と心の中で応援してしまいます(笑)。来年見かけたときにはインタビューをしてみたいと思いました!
「福岡トライアスロンフェスタ」の魅力は緑がいっぱいの公園の中で初心者でも挑戦しやすいコースレイアウトをはじめ、チームメイトと盛り上がれる駅伝部門があることでしょう。さらに"博多どんたく"のようなお祭りに似た雰囲気の大会なので、トライアスロンデビューにはピッタリの大会だと思いました。来年の開催も楽しみです!
健康的な小麦肌に憧れる23歳の道産子レディー!!
“元陸上ホッケー国体出場経験アリ”の道産子が2016年4月にトライアスロン業界にたどりつきました。みなさまに新鮮なトライアスロン情報をお届けしまっす!