- 天候
- 雨
- 気温
- 19℃
- 水温
- 20℃
- 完走者数
- リレー 68チーム
アクアスロン 67名
エリート 男子50名 女子18名
- 出場者数
- 919名
- 完走率
- 95.4%(エイジのみ)
2011.06.04~05
羽田空港→熊本空港(1時間50分)→天草(レンタカー約2時間半)
取材した人:吉本拓也
今回27回目を数える「天草国際トライアスロン大会」は、日本の「オリンピックディスタンス」トライアスロンの発祥の地としても知られる歴史のある大会。あいにくの雨の大会となってしまったが、フィニッシュ会場となっている本渡運動公園には名物の屋台がずらりと並び、地元にしっかりと根付いているのが感じられた。
スイムコースは水質がよく、静かな本渡海水浴場を2周回し、比較的平坦なバイクコースへと移る。ランはアップダウンのある、地力が試されるコースだ。とくに今回はエリートの追い上げに見応えがあった。
ITUアジアカップのエリートレースとエイジグループのレースが併設されている本大会は、ジャパンカップランキングイベントにもなっているため、今後活躍が期待されるエリート選手を数多く見ることができた。今回はエリートレースを中心に追いかけてみた。
大会前日の記者会見。細田雄一、田中敬子、中島千恵、キャメロン・グッドが出席しレースへの意気込みを熱く語った。
男子エイジグループ選手権の記者会見も行われた。仕事の合間を縫ってどのように練習時間を捻出するかなど、興味深い話も聞けた。
当日は雨。気温は19℃と涼しいが、雨の中でのトランジットの準備は大変。
しかし、ウエットを着てしまえばこの元気。「楽しむぞ〜!」「おぉ〜!」
迫力あるエリートのスタート。水温が20℃のためウエット着用禁止。緊張感が漂う。
スイム第一集団は7人。外国勢とともにスイムが得意な平野、遠藤が集団を引っ張る。
スイムトップは、ブレント・マクマホン(カナダ)。19分16秒で上がる。優勝候補の細田は出遅れ約1分差。
女子は川島えりがスイムトップ。バイクの第一集団は、川島、中島千恵、高橋郁子、西麻衣子、知花果林、田中敬子の6人。
優勝はジョーンズ(カナダ)。2位ノーブル(アイルランド)、3位マクマホン。ジョーンズは先行するノーブルを終盤とらえての優勝。
第2集団からランで怒濤の追い上げをみせ、日本人最高位5位に入った細田。スイムで出遅れたのが響いた。
女子優勝は、中島千恵。ラン終盤で高橋を逆転、うれしい国際大会初優勝を飾った。
今回のヒット!ゴール会場の地元特産ブースで見つけた「うにぎりコロッケ」。ウニ飯おにぎりの中にウニを入れて揚げた逸品!
吉本拓也
本職は広告や雑誌のアートディレクター。徹夜仕事に追われていた20代後半、体調を崩したのをきっかけにジョギングを始め、マラソン大会に頻繁に参加するようになる。3年後の1999年に新島大会でトライアスロンデビュー。以来、トライアスロン好きが嵩じて大会ポスターやショップ広告、雑誌などの制作に関わるようになる。
トライアスロン歴12年目の43歳。