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Race Report

【2020年開催した大会特集】悠久山・東山わくわくトライアスロン

本特集は、コロナ禍でほとんどのトライアスロン大会が中止・延期となっている中、
開催することができた大会に対して編集部がアンケートを行い、その中から
「大会を決行するにあたった経緯」
「コロナ禍での大会運営時の問題点」
「来年への意気込み」
といった大会側からのコメントを抜粋し、掲載していく企画です。

大会に関して

悠久山・東山わくわくトライアスロンは平成24年からスタートし、今回が9回目でこれまで新潟県内外の方から毎回100~200名程度の参加があります。
一般的にトライアスロンというと、参加へのハードルが高そうなイメージがありますが、当クラブは開催当初から小学生から一般まで誰もが参加できる草レース的なイベントを目指して開催してきました。
特に、小学生には、安心、安全に大会に臨めるように事前に短期教室を行っています。
当初は短期教室と大会のみでしたが、もっとトライアスロンにチャレンジしてみたいという小中学生が増え、現在の通年で活動する週1回の教室へ繋がりました。 この大会は、教室に参加する子どもたちの成果発表の場の一つにもなっています。

予定人数と実際の参加者

・小学生1、2年の部 エントリー11名 出場者11名
・小学生3、4年の部 エントリー10名 出場者9名
・小学生5、6年の部 エントリー12名 出場者11名

大会関係者からのコメント

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Q:コロナ禍での開催に踏み切った動機

・会場となるダイエープロビスフェニックスプールの開催同意を得ることができた。
・感染が拡大していない新潟県内の小学生限定とすることで、プールの敷地内のみで開催できる。
・行政やJTUのガイドラインから本イベントの規模であれば感染症対策を取りながら開催できる。
以上の点から開催を判断しました。
また、このイベントは当クラブで毎週活動しているトライアスロン教室の成果発表の場でもあります。他のスポーツに比べ、小学生が参加できる大会が身近に多いとは言えない中、県内のトライスロン大会が次々と中止になってしまった事から、子供達の目標となる大会を何としてでも開催したいという強い思いがありました。

Q:コロナ禍での開催のポイント

・1週間前からの体調をチェックシートに記載してもらい、当日受付で提出。チェックシートは、事前に郵送。
・参加者、審判、スタッフ、観戦者の検温。
・受付時やフィニッシュ後の消毒※消毒は各所でこまめに行う。
・1レースの人数を5名前後に制限し、同じ部門で2または3グループに分け密を避けた。
・観戦エリアの限定。
・審判、スタッフはマスク及びフェイスシールドを着用。
・トランジションエリアでの間隔を広くする。
・飲食のおもてなしや飲食ブースの設置は行わない。

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Q:上手くいった点・いかなかった点

事前及び当日の周知を徹底したことで、ある程度上手くいった。参加選手人数が少ないこともあり、参加選手の管理がしやすかった。

Q:開催した結果

・規模は縮小したが、参加者には開催を喜んでもらうことができた。
・コロナ対策を取るうえで、消毒や非接触体温計等、例年とは異なる経費が発生した。その点は市のコロナ対策助成金を活用したが、参加者よりスタッフが多くなるなど、参加人数が少なく経費的な面からは厳しい運営となった。
・レース数を増やすことで競技時間がかかることは想定内だったが、競技運営を工夫することで、コンパクトに開催することが可能だった。

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Q:参加者、協力者への一言

参加された皆様には、コロナ禍の中、参加していただき本当に感謝しています。例年のようなおもてなし(豚汁の配布等)ができなかった点は悔やまれますが、今回は感染症対策を最優先に考えていた部分もあるのであきらめました。そんな中でも、開催してもらってよかったと前向きな言葉をいただくことができたのは本当にうれしく思います。
また、会場のダイエープロビスフェニックスプールや地元の長岡トライアスロンクラブからも例年以上にご理解とご協力をいただき、大会終了後2週間が経過し、特に感染の報告がなかったことで本当の意味で大会が終了したとホッとしています。
一総合型スポーツクラブが主催する大会ですので、毎回試行錯誤の繰り返しですが、これからも多くの人に親しまれる大会を目指して開催していきたいです。

Q:来年への意気込み

新型コロナウイルス感染症における状況は、日々変化していますが、今回開催したことで、来年へのベースができました。
このベースに上乗せし、感染症対策の徹底や内容を工夫して、中学生以上の方も参加できるイベントをめざします。

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